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●はじめに

クールなレスを打つのって、本当に難しいよね。
僕も初めてイングヴェイのレスを見たときは、「なんてこった!どうやったら、あんなに長いレスをあんなに早く返せるんだ?!」とすごく驚いた。
インターネットを始めたばかりの頃の僕のレスというのは本当に酷くてね(笑)。
「氏ね」や「逝ってよし」みたいな誤字だらけで(笑)、とても読めたものじゃなかった。
「ゲェ ~」って感じさ(笑)
だから、たくさん読み書きの練習をしたよ。
厨房のときは、一日8時間ぐらいパソコンの前に座ってたんじゃないかな。
おかげで目が悪くなってしまったわけなんだけど(笑)。
この講座では、ビギナーがレスを書く上で、まず最初におさえておくべきベーシックな部分にポイントをしぼって解説していくつもりさ。
最初は困難を感じることも多いかもしれないけど、気長にじっくりと取り組む姿勢が大切だからね。

2005/11/29 ポール・ギルバート

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●第一回

まずは、ごく簡単な内容から始めたほうがよいだろうね。


(EX.1)僕は キミを 愛している。


(EX.1)を実際にキーボードで打ってみてほしい。
パソコンを始めたばかりのキッズは、キーボードのどこにどのキーがあるのかを探すのに苦労するかもしれない。
でも、根気よく探せば必ず見つかるからね。
スピードは慣れてきたら自然と身に付くものだから、最初はゆっくりでも全然かまわないよ。
ただし、性格な漢字に変換することを忘れずにね!
今日はここまで!

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●第二回

ある程度のスピードで文章を入力できるようになったら、次は文章にひねりを加えてみよう。


(EX.1) 僕は キミを 愛している。


文脈によっては(EX.1)のようなシンプルなフレーズでも、十分にユニークなレスになる場合だってある。
シンプル・イズ・ベスト!
だけど、どうせレスを返すんだったら、もっとクールに決めたいよね!
そんなときは、こうやって文節を入れ替えてみるといい。


(EX.2) 僕は 愛している キミを。 


(EX.2)は、「キミを」と「愛している」を入れ替えただけ。
すごく簡単だろ(笑)?これだけで随分とフレーズの雰囲気が変わるよね。
ただ、耳の良いキッズはこのフレーズを聴いて、なんとなく「おや?」と思うかもしれない。
そう、言葉というのはピッチがとても不安定な楽器だから、文節をそのまま入れ替えただけではコード全体の響きが崩れてしまうんだ。
では、どうすればいいか。
それついては、次回解説するね。
今日はここまでだよ!

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●第三回

前回は、「文節を入れ替えるとコードの雰囲気は変えられるものの、コード全体の響きがおかしくなってしまう」というところまでだったね。
今回から2回にわたって、それを修正するための方法を紹介していくよ!


(EX.2) 僕は愛しているキミを。 
(EX.3) 僕は愛している、キミを。


(EX.3)をよく見てほしい。
「愛している」と「キミを」の間に、とても小さな点がついているのがわかるかい?
すごく小さいから、普段あまり本を読まないというキッズは見つけるのが大変かもしれないね。
この小さな点「 、 」は句点と呼ばれるもので、文節の前後を入れ替えたり、あるいは、長いレスを書いたりする上でとても重要なんだ。
句点の使い方はとても難しくて、僕もよく間違えてしまうんだけど(笑)。
句点をマスターするコツは…、これはもう、プロのオーサーやスカラーのプレイをひたすら聴きこむしかない。
経験値勝負さ。
読点と違って句点の使い方は各アーティストによって本当に様々だから、最初は戸惑うかもしれないね。
でも、たくさんの作品を聴きこむうちに、自然と正しい句点の使い方がわかってくるはずだよ。
あとは練習あるのみ。
次回は(EX.3)を更に発展させていくね!

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●第四回

今回は、前回に続いて不安定なコードを修正して行くよ!
文節を入れ替えると、コード感は確かに不安定になってしまう。
だけどそれは、プレイヤーが色々と手を加えることができる「スペース」ができるってことでもあるんだよ。
(EX.4)は、まだまだ不安定な響きだった前回の(EX.3)のフレーズに手を加えたものなんだ。


(EX.3) 僕は愛している、キミを。
(EX.4) 僕は愛しているのさ、キミのことをね。


この(EX.4)をさらに発展させたのが(EX.5)。
「~いるのさ」の後の句点が読点に変化しているところにも注目して聴いてみてほしい。


(EX.5) 僕は愛しているのさ。そう、キミのことをね。


(EX.1)と(EX.5)を比較すると、随分と文章が長くなったことがわかるよね?
しかも、(EX.5)の方がずっとクールだ!
文節を入れ替えて句読点をつけ、その上で語尾を変化させたり間投詞を追加したりといった手法は、ちょっとタメを利かせたプレイをするときなんかによく使うんだ。
あと、ネタがないときに字数をかせぐ場合とかね(笑)。
覚えておくと何かと便利だよ。
それじゃあ、またね!

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●第五回

ヴィブラートについても簡単に説明しておこう。
ヴィブラートとは、簡単に言ってしまえば文章に「…」をつけること。
こうすることによって、フレーズに表情をつけることができるんだ。
簡単だけど、すごく奥の深いテクニックでもある。
みんなも色々なプレイヤーの「…」を聴き比べてみると勉強になると思うよ。
さて、(EX.1)は、ただフレーズをそのまま弾いただけ。(EX.6)はヴィブラートをかけてある。
聴き比べてごらん。


(EX.1) 僕はキミを愛している。
(EX.6) 僕はキミを…、愛している。


ホラ!ヴィブラートをかけると、すごくドラマチックな感じになるだろ?
それにしても、このフレーズは…、ちょと月9のドラマみたいだね(笑)。
全ての文節にヴィブラートをかけてしまうと、フレーズのピッチが外れているように聴こえてしまうから注意してね。
たとえば…。


(EX.7) 僕は…、キミを…愛している…。


(EX.7)では、「…」のせいで「僕」が死んでしまっていることがわかるかな?
そう、何事もやりすぎは良くないってことさ!
それ…じゃ…あ、また…ね…。

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●第六回

今回は、ピッキング・ハーモニクスについて説明するね。
ピッキング・ハーモニクスというのは、簡単に言ってしまえば文章に「!」をつけること。
出し方は、シフト・キーを押しながら「ぬ」のキーを押すんだ。
慣れないうちはキーを探すのが大変かもしれないね。
でも、「!」を使えば、フレーズにロック特有の味付けをすることができるんだ。
すごく有効なテクニックだから、キッズのみんなもしっかりマスターするように!
シフト・キーはキーボード左右のどちらにもあるから、両方使い分けられるようにしておくと、さらに良いかもしれない。
「!」を出すような場合は、僕は右のシフト・キーを使うことが多いかな。
参考にしてみてね!
ピッキング・ハーモニクスをするかしないかで、フレーズの雰囲気は大きく変わる。
(EX.1)と(EX.8)を読み比べてほしい。


(EX.1) 僕はキミを愛している。
(EX.8) 僕はキミを愛している!


どうだい?
(EX..1)に比べて(EX.8)の方が、よりロックな雰囲気がするだろ?
この「!」と、以前に解説した「文節の入れ替え」というテクニックを組み合わせることによって、さらにフレーズを発展させることもできる。


(EX..9) 僕は愛しているのさ。そう、キミのことをね!


それじゃあ、またね!

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●第七回 (最終回)

最終回はエフェクターについてだ。
最近は、『 m( __ __ )m 』や『 (*⌒∇⌒*) 』といったものだけでなく、大掛かりなラック・システムをつかったAA等、色々なエフェクターが発売されているよね。
だから、初心者のキッズはどれを使えば良いか迷うかもしれない。
アドヴァイスをするとすれば…、う~ん。
これはあくまでも、僕の意見になってしまうんだけど…。
最初のうちは、(笑)ぐらいでいいんじゃないかな。
あまりエフェクターに頼りすぎてしまうと、レスの内容そのものがおろそかになってしまう可能性があるからね。
最初の内は、できるだけノン・エフェクトでクリーンなレスを打つことを心がけて、徐々に自分にあったエフェクターを探すと良いと思うよ。

さて、エフェクターの接続方法なんだけど、よりベターな雰囲気を出すためには末尾につけるのが一般的かもしれない。
少なくとも僕はそうしてる。
もちろん、文頭につけるのが悪いってわけじゃないけどね。

結局のところ、正解なんてないのかもしれない。
これはエフェクターについてだけではなく、プレイ全般についても言えることだけど。
何はともあれ、レスを打つことそのものを楽しむこと!
それが一番大切だということは間違いない。

そんなわけで、僕の講義はここでお終い。
キッズにとって、何か一つでも役に立つようなことがあったら嬉しいよ。
ライヴで会おう!


それじゃあ、またね。
(〃⌒ー⌒〃)ノ゛゛゛゛~~~~~

PAUL GILBERT





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